SEOの未来について私見を。
(本旨と関係ありませんが 当社のSEOはすべて自社供給になっています → 代理販売という誤解が一部あったようなのであえて書かせていただきました)
リアルの世界でも 「広報上手」な会社はあります。
マスメディアにより多くとりあげられる会社。 企業力以上に認知度が高い会社。
えてしてそういう会社にはPR会社がついていたりします。
マスメディアとのリレーションを構築し とりあげられやすくするためのサービスを提供するPR会社。
PR会社のサービスって実は結構 各メディアのキーマンとの人間的なつながりが重要です。
また各メディアが「どういうネタならとりあげるか」を知って それにあわせて情報を提供することがツボです。
そうした努力をせっせとやる会社、見せ方がうまい会社は 同業他社より目立つことができるわけです。
必ずしも 企業力や商品の評価だけで リアルの世界での認知度が決まるわけではないんですね。
一方で「過剰な」PRは底がわれて メディアにもとりあげられなくなるし やはりニュース性も 質も高い商品・サービスであることがPR成功の大前提になります。
よくよく考えるとSEO会社は 検索エンジンに「とりあげられやすくする」ためのサービスを提供しているわけです。 検索エンジンが「どういうページを上位表示するか」を知ってそれにあわせた構造にし 各ページをつくりこむ。
リアルの世界同様、「過剰な」検索エンジン対策は 検索エンジンがこれからも厳しく取り締まっていき無意味化すると思われます。ユーザーに支持される という要素がランキングに影響する時代がくるかもしれません。
しかし検索エンジンという 急成長する「メディア」に とりあげられやすくするためのサービスはこれからもなくならないし 有望な市場だと確信しています。
そのためのテクニックが より脱SPAM、ユーザーに支持される「良質なWEB」づくりという王道にシフトしていくということはあっても。
(そのときに そうしたサービスが「SEO」と呼ばれているのか 「WEBコンサルティング」と呼ばれているかは 微妙ですが)
そうした 「ユーザーの利益にもかなう」 最適化努力は肯定されるべきだと思います。
これからのSEOサービスの提供者は 技術だけでなく ユーザーの視点からのページの質の追求という要素がより色濃く求めらるようになるでしょうね。
あと別の観点で CGMの時代には ブロガーなど情報を発信するユーザーとのリレーションを構築するPR会社もでてくるでしょう。
リアル・・・マスメディアとのリレーション最適化サービスとしてのPR会社
ネット・・・検索エンジンとのリレーション最適化サービスとしてのSEO会社
CGMとのリレーション最適化サービスとしての ブログPR会社
という位置づけで整理するとわかりやすいですかね。
中でも 膨張を続けるネットの世界の水先案内人たる検索エンジンの必要性が低下することはありえず その検索エンジンとのリレーションを最適化するサービスの需要が下がることはないと思います。
※ちなみにPR会社って上場企業が昨年2社でてきていて 市場規模は推定500億とか・・・