検索エンジンの次のトレンド

検索エンジンの次のトレンドはフォークソノミーとアルゴリズムの組み合わせ?−ヤフー井上氏

今までの検索だと、探してこられるのはリンクが貼られたWebサイトだけです。つまり、リンクを貼った人の知恵が検索に生かされてる。でも、そのルールの参加者はWebサイトの持ち主だけなんですね。

 Webサイトを持っていないけど検索する人の知恵はまだ生かされていないのが現実です。(中略)

 ところがわれわれの考えるソーシャル・サーチであれば、Webサイトを持っていない人でも記事や写真に対してタグをつけられます。そして、そのタグが関連性を持って、タグ検索へとつながります。だからWebサイトを持っていない人の知恵も、検索に生かされていくんです。これがGoogleとの差別化につながるとおもいます。」

「フォークソノミー」に加えて 以前書いたように「ユーザーの支持」が今後の検索エンジンのトレンドになっていくでしょう。

となると 今後のマーケティングには ウエブ進化論の梅田さん的にいう「不特定多数無限大への信頼」、ユーザーとの対話をしていくスタンスが不可欠になってくる。

検索エンジンをあざむくスパム的なSEO手法はますます無意味化し ユーザーに意図したとおりに分類され、かつ支持されるコンテンツとはどういうものかという論理的追求と ユーザーと対話しながらそれを修正していくことがますます必要になってくると思います。

供給側がメッセージを一方的に発信し それをコントロールしていくというマーケティングがますます困難になり ユーザーの特性を把握して 意図した行動を促進するための対話をしていく(意図しない動きを許容し 負の影響を極小化していきながら)タイプのマーケティングがこれからのキーになっていくでしょう。