このエントリー面白いです
なんでも無料にしたり APIを公開したりするWEB2.0的な動きというのが 簡単な手品のタネをあかしつつ自分の手品のタネをあかさない手品師ににている、と(笑
この狙いは、単に客の関心をひきつけるというだけでなく、テクニック的に劣る競争相手の「市場」を奪うことにあるのではないだろうか。タネを公開されてしまった手品師は、存在意義を失う。黙って退場するしかない。で、自分だけは独自のテクニックをもっていて、相手に公開されることがないから、安泰であると。これが最近の手品師のビジネスモデルだ。もちろん、自分自身も持ちネタの一部を失うし、「禁じ手」だったわけだが、最近はそうもいっていられないらしい。
特にGoogleのやり方などを見ていると、これまで他社が有料で提供していたものを無料で、しかも高いレベルで提供してしまうことによって、他社の事業機会を奪い取るといった要素もあるのではないか、と思える。でも他社は、Googleのやっていることをまねすることはできない。何よりもあのサーチエンジンに代表される技術の裏づけがあるからだ。
手品の世界同様 ネットの世界でも 付加価値が低く 技術的に深みのない「市場」を奪いにくる動きが様々な分野ででてくると思います
これからの時代は 競合企業と競い合うだけでなく 無料で市場をつぶしにくる黒船の襲来にも備えないといけない。やっかいな時代です(笑
あと
「WEB2.0がどうこうではなくユーザー志向であるべき」 ・・・共感します。
WEB2.0の権化 Googleも 自社がWEB2.0的であるかどうかなど まったく意識していないと思います。
C向けサービスでもB向けでも ユーザー(クライアント)ニーズを起点に ネットのトレンドをおさえるという順番が大事です。