先日ある業界関係の方とお話していてでてきたフレーズが
「Googleって実は・・・天然ですよね」 。
このサービスを開発することでどの業界にどういうインパクトを与えて 自分たちがどういう利益を最終的に得るか ということの深ーい読みが あるようで実はあまりない。もしくはきわめてシンプル。
ただ単にユーザーの利便性のために 世界中の情報を整理しつくすために サービスを開発する。
無論 マネタイズを考える人たちも最優秀な人材がそろっているわけで特に広告の分野では先の先を読んだ戦略があると思いますが 創業者のビジョン志向・技術志向とマネタイズのバランスがうまくとれている。
Yahooがソーシャルメディアを目指すというのは WEB2.0のトレンドがそうだから ビジネスとして勝つ戦略として そういう方向を選択するという感じがします。(実際そうでしょう)
Googleは ただユーザーの利便性をつきつめていっている。
昨年秋のCNETの検索イベントでGoogleのアンジェラが
創業者のLarry Pageは『20年後には言語を問わず、疑問に思った瞬間にテレパシーのように答えを返せるようにしたい』と話している。これが実現するかどうかはわからないが、まずは言語の壁をなくすことから始めたい」と
と語っていましたが ラリーページは真剣にテレパシーのように答えを返す方法を考えてるような気がします(笑
こういう「天然」なところ 個人的には好きです。
世の中に何か価値をうみだす 社会に貢献することを目的とし 結果として利益がでて、時価総額が高くつく。
ファイナンスの技術に走るのではなく ビジネスで価値創造する。
理念とマネタイズのバランスであり 順番であり・・・
ライブドア問題にゆれる今こそ Googleのあり方をIT業界(に限らずですが)経営者は心に刻むべきかなと思います。