来年から検索連動型広告は 上と下と横とデバイス(つまり大手企業、中小企業、地方、モバイル)に伸びていきます。
検索連動型広告市場の急成長を牽引してきたダイレクトマーケティング型の中堅企業の伸びはひと段落し マスの大手、エリアマーケの中小、地方企業、いよいよ携帯検索が本格化してきたモバイルに伸びていくという意味です。
この中で 中小・地方のマーケットについてですが・・・
日経産業新聞によると
・米国の中小企業は米国企業全体の95%をしめて 年間広告費は300億ドルをこえる。
・2005年の試算によると中小企業向け検索連動型広告の潜在市場規模は14億ドルだったにもかかわらず実際は5億ドル以下だった。
・米国中小企業の広告手段は 電話帳39% 新聞15% ウエブ11% DM9% 雑誌4% 検索広告4% ラジオ3%など
・米国全体の7割の世帯が「地元のサービスや買い物場所を探す際 ネットを利用する」
・地元を中心にサービスを提供する中小企業の6割がウエブをもたないなど情報提供に出遅れている
という状況で 2006年以降 検索大手のローカルサーチ機能拡充にともない 広告費がこの分野に流入していくと予測しています。
日本でも Google ローカル検索にアドワーズ広告掲載を開始 この分野は必ずきますね。
ただわれわれのような検索連動型広告の代理店ポジションだと 予算規模の下限があって この分野への進出は制約があります。
なんらかのビジネスモデルのブレイクスルーが必要 です。
個人的には 中小の地元密着企業がSEMをうまく使って 集客を革新することのお手伝いができればなあ と。一消費者としても 構造化された地域密着情報(様々な検索が可能な情報)のニーズは強いです。