我々は 何らかの問題を認識し その問題を解決する意図をもって 検索します。
ユーザーの今その瞬間の意図(Intention)と 広告をマッチングするのがSEMなわけ、です。
ユーザーの購買行動プロセスに Searchが根をおろしつつある今、 何度もいうように Search以降の対策は必須です。
ただ SEMには限界もあって あくまで ユーザーの意図の絶対量(検索ボリューム)の範囲内でしか ビジネスチャンスは発生しません。
SEMにおけるビジネスチャンス拡大のために ロングテール対策をやりつくす。
これはここ1,2年でかなり 浸透しました。
次のテーマは 意図の絶対量(意図の市場)の拡大(=特定キーワードの検索ボリューム拡大)を狙うことではないかな、と。
例えば自社の社名・商品名を認知させること以上に あえて普通名詞を想起させることを狙うプロモーション戦略。
これは 当社でいえば 「SEM」だったり「検索エンジンマーケティング」というキーワードを認知させて 潜在広告主に問題認識を促し 検索行動をおこさせることを狙い、アイレップというブランド認知は優先順位の二番目におくプロモーション戦略ということになります。
※そういえばリスティング広告の市場黎明期にオーバーチュアさんとともに推奨認定代理店共同で広告をだしたことがありました・・・
あるいは 何らかの世の中の事象が 意図の市場に与えるインパクトを予測して SEMでの機会損失を最小化するような動き、ですね。
ロングテール対策の次は ユーザーの意図の市場を拡大させる仕掛けや 世の中の様々な事象や情報が意図の市場に与える影響を予測・把握し対策をとること。
この考え方では マス広告やPR その他プロモーションは 意図の市場に影響を与える施策ととらえ クリエイティブを設計し 効果測定されるわけです。
検索をマーケティングの中心におく世界観からの発想であり 我田引水的であることは自己認識していますが こうした発想も来年以降でてくるような予感がしています(一部先端広告主はすでにとりくんでますね)。
○○と検索してください というクロスメディア全盛ですが・・・
検索を軸にしたクロスメディアの本質は 意図の市場へのインパクトにあるのではないかな、と。