新年早々 非常に考えさせられる エントリーに出会いました。
DEEP SURVIVALという本がある。極限状況での遭難から生還した人たちのストーリーを集め、そこから「生還の条件」を語るもの。
「冷静に」「理性的行動を」などいろいろなステップが語られるが、その全ての前に必要なのが
自分のいる場所を、あるがままに受け止める
ということ。
遭難者がどんどん危機の深みにはまるのは、道を見失って迷ったときに
「こんなはずではなかった」
と、「予定されていたあるべき自分の姿」と「現実の自分の姿」のギャップに惑乱、むやみに動き回って「予定されていた自分の姿」に戻ろうとするから。
人間は、常に「あるべき環境」の地図を頭の中に持っている。
その地図=メンタルマップと、実際の周囲の環境を照らし合わせて「自分」を認識する。
この「メンタルマップ」と「実際の環境」の間のマッピングが大幅に狂うと、パニックに陥る。
山で迷ったときに生還率の高いのは6歳以下の子供だそうです。
子供は 誰もいない今の自分の環境を新たなメンタルマップとして その中で順応しようとするから、と。
IREP WAYで「危機を機会に」とよく言っていますが ある状況をそもそも「危機」と認識するのは 「あるべき環境」の地図と今の状況のギャップに動揺するため です。
悲観するのでも楽観するのでもなく 状況をストレートにうけとめ そこから脱出するべく動き出すこと そうすると「危機」が機会になる。
周囲や環境に変に期待して あてがはずれたと周囲をうらんだり パニックに陥ったりするのではなく 今の状況をあるがままにうけいれ そこから上を目指す。
そういう会社 そういう自分であり続けたいと思います。