「WEB2.0が嫌われる理由」

アルファブロガーとして有名な梅田望夫さんのエントリー
WEB2.0が嫌われる理由

広告代理店という立場で広告主にソリューションを提供し
1社1社の広告主様の利益やご要望を大事にしている我々が 
WEB2.0の代表であるGoogleに当初感じていた違和感を 的確に表現していると思います。

要は、人々がこの「異質なロジック」になじむのはそう簡単ではないということだ。いまや我々は、ミクロには人(プロ、編集者、学者、権威・・・)が誰も関与しないシステムに大きく依存しようという方向に動いている。この「probabilistic systems」(蓋然的システム)は完璧ではないが、スケールアップのメカニズムが組み込まれていて、大きくなればなるほど統計的には洗練されていく。ミクロスケールでときどき存在するいい加減さや瑕疵は、マクロスケールでの圧倒的効率を得るための代償だという考え方である。

「ミクロスケールでときどき存在する瑕疵」を 広告主も代理店も許容できないし 特別対応を求めるんですね。
しかしイレギュラーに対応することはこの蓋然的システムには想定されていない。
もっというと代理店という存在も想定されていない。

GoogleやOvertureが日本に登場してから 日本の広告ビジネスの商慣習なり法則なりといったものと
この蓋然的システムとのせめぎあいが続き 今はいいバランス、Win Winの関係に落ち着いていると思います(私の主観)。

我々としては このシステムの本質を よく理解した上で 付加価値をうみだすポジションをとり続ける必要があります。

「広告とは メディアとは かくあるべし」という 発想で 広告収益モデルでなりたつWEB2.0企業とつきあうのは 不可能です。

そういった意味で 手前味噌ですが
GoogleやOvertureの日本進出当時から パートナーとなっている我々には大きなチャンスが巡ってきていると感じます。