2014.06.27
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~急拡大する運用型広告市場レポート~
“みんな同じ”から“人それぞれ”に進化するインターネット広告
前年比121.6%の売上を誇る、急成長の業界!
ユーザー属性や行動履歴・履歴傾向などを活用したビジネスモデルに注目集まる
広告主のマーケティングを最適化するデジタルマーケティングエージェンシーの株式会社アイレップ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:紺野俊介、以下アイレップ)より、広告業界の中でも伸張を続けるインターネット広告、その中でも特に高い成長をみせる運用型広告についてご紹介いたします。
運用型広告を支えるソリューション企業が相次いで2014年夏に上場
2014年6月から7月にかけて、インターネットにおける効率的な広告配信プラットフォームなどを提供する企業2社が相次いで上場。この2社は、インターネット広告市場の中でも全ての人に同様の広告を届ける枠売り広告(非運用型広告)ではなく、性別・年齢・地域やこれまでのインターネット上での行動等を適切なターゲットのみに絞って広告枠の購入ならびに配信をおこなう運用型広告市場において重要なソリューションを提供する企業です。
また2014年以降に上場を予定している(済も含む)31社のうち、インターネット広告(アドテクノロジー)関連企業が2社、その他アプリケーションサービス提供やアパレル系ECサイト運営等、インターネット上で主にビジネス展開をおこなう企業が6社となっています(※1)。
※1 アイレップ調べ(2014年6月25日現在)
インターネット広告市場において“運用型広告”が急成長
“運用型広告”は毎年2月に発表される「日本の広告費」(※2)において、業界の中で日増しに急成長していることを背景とし、2012年に初めてカテゴリーとして登場。2013年には前年比121.6%を記録しました。インターネット広告市場が右肩あがりで成長する中、運用型広告は業界を牽引するカテゴリーに成長しており、当面拡大し続ける存在と言えます。
※2 参照:2013年日本の広告費(電通)
運用型広告とは?
運用型広告は、広告効果を定量的にリアルタイムで測定し、その結果を基に広告内容の改善が可能な広告で、主にリスティング広告と運用型ディスプレイ広告から構成されています。リスティング広告とは、検索エンジンで検索されたキーワードにマッチした広告が表示されるものです(以下、左図)。運用型ディスプレイ広告とは、Webページのコンテンツや文脈、及びユーザーの行動情報にマッチしたテキスト、画像、動画での広告が表示されるものです(以下、右図)。いずれも、ユーザーの興味・関心にターゲティングした広告を配信できるため、購買等の行動モチベーションを持ったユーザーをWebサイトに誘導します。
運用型広告のフロー
運用型広告の配信フローは下図のようになります。オーディエンス(ユーザー)が過去に自社Webサイトをどんな検索キーワードからどのページに訪れたか、そのサイト内をどのように閲覧して、どのページで離脱したかというデータに加えて、リアル店舗やECサイトでの購買履歴やその他Webサイトでの行動をデータとして蓄積しています。そういったデータを活用、各オーディエンスの属性を分析し、最も効果的なメディアやデバイス(PC,スマートフォン等)へ配信をおこないます。データ蓄積のプラットフォームを持つ企業や効率的な配信ツールを提供する企業等この一連の流れに関わる企業は多く、アイレップは以下のようなデジタルマーケティング全体の管理・運用をおこなっています。
運用型広告領域でのシェアNo.1「アイレップ」
1997年に創業し、市場自体広がりをみせるインターネット広告、特に運用型広告市場において急成長を遂げています。その成長の鍵として以下、3点が挙げられます。
- 創業当時からの蓄積してきた運用型広告に関するノウハウを属人的にせず、社員全員が共有できる仕組みを構築
- 上記のような長年蓄積されたノウハウを活かし、1つの案件に対して、キーワードや配信のタイミングなど幾通りものパターンを用意し、結果に応じた細かな部分を改善するPDCAを積み重ねる運用体制
- 社員へ売上額等の営業的目標を課さず、クライアントの成果向上を第一に考え、長期契約率(1年以上マーケティング予算を投下いただいた企業の割合)を上げることを重視する他社には類を見ない評価基準
その結果、クライアントからの信望も厚く、口コミ・新規問い合わせを獲得しています。
こうしたクライアントの成果向上へ徹底的に取り組む体制を継続してきた結果、紺野俊介社長が就任した2009年から4年で売上は約5倍に伸び、2013年9月期の業績は売上高・営業利益・当期純利益とも過去最高を更新しており、運用型広告における国内No.1エージェンシーとなっています。
■“運用型広告市場”に関する現況及び将来展望
インフラの進化とPCやスマートフォン、タブレットといったデバイスの普及、それに伴うユーザーのマルチスクリーン化により、ユーザーがインターネットにかかわる時間は増加の一途をたどっています。また、インターネット上でおこなわれる検索や購買行動といったさまざまな活動は今後一層多様化し、インターネット広告、特に運用で成果を上げていく運用型広告は企業のマーケティング活動で欠かせないものとなり、今後も成長していくものと考えています。
反面、技術の進化や、テキストや画像だけでなく動画といった広告の種類も増えることにより、よりよい成果を出すことが可能な半面、運用に関して高度化・複雑化を極めているのが現状です。今後、運用を担う企業の知見・技術で差が出てくる分野になるでしょう。
また、扱う情報量や種類も多様化していることから、政府も各企業が取り扱うデータを安全・安心にどう扱っていくかの検討を定期的におこなっているフェーズにあり、業界のリーディングカンパニーとして、政府の動きに注視しつつ、情報の取り扱いには十分留意していく考えです。
当社では質の高い広告運用の仕組み化・知見の集約を一層図り、クライアント企業の成果最大化を今まで以上に支援、提供できる体制が必要だと考えています。
直近のアイレップに関するニュース
6/5(木)運用型広告のオペレーションセンター「クオリティマネジメントセンター高知」を設置 高知市内に運用型広告のオペレーションをおこなう拠点を高知県・高知市の企業誘致制度の適用を受け設立。高知市での雇用、産業振興の支援及び人材育成事業の推進をおこなう。
6/3(火)中国に現地法人「北京艾睿普广告有限公司(北京アイレップ)」を設立 市場拡大を続けている中国における現地法人設立・営業開始。現地法人は2013年インドネシアでの合弁会社設立に続き2拠点目になる。
5/15(木)「2014年度上半期Yahoo! JAPAN エージェンシーカンファレンス」において、
「プロモーション広告賞 最優秀賞」6期連続受賞 2013年度下半期の「プロモーション広告賞 最優秀賞」受賞を発表。2011年度上半期以降、継続して同賞を受賞しており、今回で最優秀賞は6期連続。
インフォメーション
■アドテック九州2014 <会期:7/8(火)- 7/9(水)>
第2回の開催となり、ダイレクトマーケティグは勿論、ビックデータ、CRM、E-コマース、モバイルというビジネスに直結するコンテンツプログラムを設定。紺野俊介社長がモデレーターとして登壇予定。
- 【場所】
- 福岡国際会議場(〒812-0032 福岡市博多区石城2-1)
- 【日時】
- 7/8(火)16:35 – 17:25
- 【テーマ】
- ビックデータ活用実践法:自分よりも自分のことに興味と関心を持って、いつでも迎え入れてくれる通販サイトが増えていませんか?
株式会社アイレップについて
アイレップは広告主のマーケティングを最適化する「デジタルマーケティングエージェンシー」です。デジタル領域における、リスティング広告、運用型ディスプレイ広告、SEO(検索エンジン最適化)、SMO(ソーシャルメディア最適化)、Web 解析、LPO(ランディングページ最適化)まで、多様化する広告手法やデバイスに対応した質の高い専門サービスをワンストップで提供し、企業価値の向上に努めてまいります。