2012.05.16
カテゴリ:
アイレップ、スパイアと共同調査
デバイス別、インターネット&検索エンジンの利用実態調査結果を発表
株式会社アイレップ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:紺野俊介、証券コード:2132、以下アイレップ)と、株式会社スパイア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:早川与規、証券コード:4309、以下スパイア)は、スパイアの運営するターゲットリサーチのリサーチパネルに対して、「デバイス別のインターネット利用実態に関する調査」を実施いたしましたので、調査結果を発表いたします。
デバイス別、インターネット&検索エンジンの利用実態調査サマリー
(1)スマートフォンのインターネット利用は「乗り換え案内」「カレンダー」「SNS」
iPhoneおよびAndroid搭載スマートフォンにおけるインターネット利用では、「乗り換え案内」「カレンダー」「SNS」と、外出先での利用シーンを思わせる結果となった。
(2)ネットショッピングにおけるメインデバイスはPC
デスクトップPC・ノートPCにおいて、インターネットで利用するサイトおよび利用目的のメインは「ショッピング」「オークション」「ネットバンキング」となっており、インターネット上での購買行動、決済などに使用するメインデバイスはPCという結果となった。
(3)ネットショッピングに使用するデバイスはPCからスマートフォンへ
インターネット上での購入、決済に使用するメインデバイスはPCという結果が出ているが、スマートフォンを使用したネットショッピングの利用金額は、ほぼPCと同額であった。一方で、「スマートフォンによるネットショッピングの利用頻度は今後も変わらない」という回答が多い背景には、もともとPCでネットショッピングをしていたユーザーが、利便性などの観点から、スマートフォンでも購入するようになったためであり、利用額や頻度の絶対数が大幅に増加することが考えにくい点が、要因のひとつとしてあることが想定される。
(4)どのデバイスにおいても、利用する検索エンジンの決め手は「使いやすさ」
デバイス別の検索エンジン利用実態調査においては、Yahoo! JAPAN・Googleが主となっているが、各検索エンジンの利用理由の上位は「使い慣れている」「検索しやすい」「シンプル」「便利」「簡単」などがランクインしており、利用している端末のデフォルト設定に依存する部分も大きいが、決め手は「使いやすさ」であるという結果となった。
調査目的
本調査は、インターネットを利用する際、PCに加えて、急速に普及が拡大しているiPhoneやiPad、Android搭載スマートフォン、Android搭載タブレットなどのデバイスによって使い方にどのような特徴があるのかを明らかにすること、また、検索エンジンの利用実態について把握することを目的として実施しています。
調査概要
- 調査対象 : スパイアが運営するターゲットリサーチパネル
- 調査手法 : インターネットリサーチ
- 調査企画・実施 : 株式会社スパイア
- 調査協力 : 株式会社アイレップ
- サンプル数 : 2,326サンプル
各デバイスユーザーの内訳は下記の通り。 ※複数デバイス所有による重複あり。
・「iPhone」ユーザー 679・「Android」搭載スマートフォンユーザー 807
・「iPad,iPad2」ユーザー 409
・「Android」搭載タブレットユーザー 300
・「ネット接続可能なゲーム機」ユーザー 457
・「ネット接続可能なテレビ」ユーザー 891
・「デスクトップPC」ユーザー 1,534
・「ノートPC」ユーザー 1,725 - 調査期間 : 2012年2月13日~2月14日 (2日間)
デバイス別、インターネット&検索エンジンの利用実態調査
デバイス別、インターネットの利用実態
<<各デバイスの特徴>>
iPhoneやAndroid搭載スマートフォンでは、「乗り換え案内」や「カレンダー」のインターネット利用が多く、「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」の利用も多い傾向にある。また、ノートPCやデスクトップPCにおいては、「ショッピング」「オークション」「インターネットバンキング」などの利用が多く、金銭のやり取りが発生するWebサイトで多く使われている。
■利用するWebサイト
※数値の色付けはデバイスごとに、「赤字:最大値、橙字:2番目に大きい値、青字:3番目に大きい値」を意味しています。 ⇒以降の設問も同様
■インターネット利用目的
各デバイスユーザー別、ネットショッピングの利用実態
<<各デバイスユーザーの特徴>>
iPhoneではファッション雑貨の購入が多い傾向にあり、Android搭載スマートフォンでは大きな特徴は見られなかったが、食品・飲料・お酒の購入がやや少ない傾向にあった。iPad、iPad2では電子書籍の購入が多く、デバイスの使用用途が見える結果となった。また、年間の消費金額はAndroid搭載タブレットが最も高く、次いでiPad、iPad2という結果となっており、iPhone、Android搭載スマートフォン、デスクトップPC、ノートPCによるネットショッピングの年間消費金額はほぼ同金額となっている。今後の各デバイスでの購入頻度は、「変わらない」という回答が圧倒的に多く、iPhoneやAndroid搭載スマートフォンなど、PC以外による購入方法が多様化してきているものの、消費の総額は変わらないため、購入に使用するデバイスが分散されていることが想定される結果となった。
■インターネット利用目的
■今後のネットショッピング購入頻度
デバイス別、検索エンジンの利用実態
■デバイス別、利用している検索エンジン
PC、iPhoneでは、「Yahoo! JAPAN」「Google」が同じぐらいで最も多くなっている。また、Androidはスマートフォン、タブレットともに「Google」が多くなっている。デフォルト設定の検索エンジンをそのまま使用しているケースが想定される中で、iPhoneユーザーにおいては、各自の好みに合わせて検索エンジンを選択していることが表れる結果となった。
■各検索エンジンの利用理由
各検索エンジンの利用理由では「Yahoo! JAPAN」“使い慣れている”、「Google」“検索しやすい”が1位になっている。いずれの検索エンジンにおいても、「使い慣れている」「検索しやすい」「シンプル」「便利」「簡単」などがランクインしており、利用している端末のデフォルト設定に依存する部分も大きいが、決めては「使いやすさ」であることが伺える結果となった。なお、「Yahoo! JAPAN」の“IDを持っている”“オークション・ショッピング”や「Google」の“地図を使う”などは本調査においては少数意見となっている。
アイレップは、今後もデジタルマーケティングに関する調査・研究を進め、実践に役立つ価値の高い情報収集や、そのユーザー特性の分析調査を実施することで、より高度なマーケティングソリューションを提供できるよう取り組んで参ります。
以上
ターゲットリサーチについて
スパイアが運営するインターネットリサーチ「ターゲットリサーチ」は、他にはない優れた特長があり、高精度なリサーチが効率的に実施できます。
・パネル数は、約150万人+提携モニター約150万人(2012年3月現在)
・営業担当は、リサーチ経験豊富な者のみ。その場で課題解決のご相談にのります。
・プロモーション領域、アプリ・広告関連調査などにも独自の強みを持っています。
- <社名>株式会社スパイア
- <所在地>東京都渋谷区渋谷1丁目2番5号 アライブ美竹9F、10F
- <URL>http://www.spireinc.jp/
- <代表者>早川与規
- <設立年月>1997年10月
- <資本金>13億862万円 (2012年3月末現在)
- <事業内容>モバイル広告事業、メディア事業、スマートフォン関連事業
株式会社アイレップ について
アイレップはSEM(検索エンジンマーケティング)を主軸とし、リスティング広告、SEO(検索エンジン最適化)、SMO(ソーシャルメディア最適化)、Web解析、LPO(ランディングページ最適化)まで、SEM関連の専門サービスをワンストップで提供しております。今後、アイレップはSEMやSMM(ソーシャルメディアマーケティング)、アフィリエイトマーケティングを中心としながら、広告主のオンライン上のマーケティングを最適化する「デジタルマーケティングエージェンシー」として、企業価値を向上させてまいります。
━━ 会社概要 ━━
ターゲットリサーチに関するお問い合わせ先
●株式会社スパイア リサーチ事業本部 リサーチ担当 前山
TEL:03-5469-6295
E-MAIL: soudan@t-research.net
URL: https://www.t-research.net/